音楽に造詣の深い人も、そうでない人も楽しめるクイズが満載!音楽用語クイズ10問に挑戦して、あなたの音楽知識をチェックしてみましょう。スタッカートやアレグロ、調号といった基礎から、カデンツァやディミヌエンドなどの専門用語まで、幅広いテーマを取り上げています。音楽の醍醐味を感じながら、新しい発見もできるはず。音楽通も音初心者もぜひご参加ください。
Q1 : 調号がシャープ1つの長調を示すものはどれ?
長調の調号は五度圏の順に♯が1つならト長調、2つならニ長調と覚える。♯はファに付くため主音がソに転回しやすく、G Major(ト長調)が該当する。F長調は♭1つ、D長調は♯2つ、G♭長調は♭6つと区別できる。譜読みや移調の速度と正確さを左右する基礎知識で、演奏家に不可欠である。
Q2 : 強弱記号「ff」が示す指示はどれ?
ffは「フォルティッシモ」と読み、強弱記号f(フォルテ)のさらに上位にあたる「きわめて強く」の指示である。ベートーヴェンやマーラーなど大編成の作品ではfffやffffまで登場し、音量の極端な対比を作る。pやmfといった他の記号と組み合わせてドラマティックなダイナミクスを描くことで緊張感や高揚感を演出できる。奏者は音質を保ったままホール全体に響かせる技術が求められる。
Q3 : 楽譜の指示「ダ・カーポ(D.C.)」が意味するのは何か?
ダ・カーポはイタリア語で「頭から」を意味し、楽譜に現れたら曲の冒頭に戻って演奏を続ける指示である。再度戻った後は通常FineやD.S.など次の指示が書かれており、そこで終止する。大きな単位を繰り返すため譜面を簡潔に記せる利点があり、曲構造を把握して演奏する際の指針にもなる。ページをめくる順序が変わるため演奏者は注意深く対応する必要がある。
Q4 : 「クレシェンド」が示す演奏効果はどれ?
クレシェンドは「増大する」の意味を持ち、指定された範囲内で徐々に音量を大きくしていく指示である。長い<のようなヘアピン記号や文字cresc.で表記され、対義語はデクレシェンド/ディミヌエンド。緊張感や高揚を作り、次の強奏部への橋渡しとして機能する。単に強く弾くのではなく音色や響きの方向性を計画的にコントロールして滑らかなダイナミクス曲線を実現する。
Q5 : 4/4拍子の1小節に含まれる四分音符の数はいくつか?
4/4拍子は分子4が一小節内に含まれる拍の数、分母4が拍の単位が四分音符であることを示す。したがって一小節には四分音符が4つ分入る。英語圏ではコモンタイムとも呼ばれ、最も一般的な拍子として多様なジャンルに使用される。正確な拍の取り方を身に付けることでリズム感が養われ、複雑なシンコペーションやポリリズムに対応する基礎を築ける。
Q6 : 音楽教育で用いられる「ソルフェージュ」は主に何を鍛える学習法か?
ソルフェージュは視唱(見て歌う)と聴音(聞いて書き取る)を中心とした訓練法で、旋律・和声・リズムを総合的に体に覚え込ませる。読譜力を向上させるだけでなく、音感や内在する拍感を鍛え、アンサンブルでのピッチ合わせや即座の移調など実践的な能力を伸ばす。フランスの音楽院で体系化され、現在は世界中の音楽教育機関で基礎科目として採用されている。器楽奏者にとっても欠かせない。
Q7 : 協奏曲における「カデンツァ」はどのような部分を指すか?
カデンツァは協奏曲やアリアなどで独奏者がオーケストラ伴奏から解放され、即興または即興風の技巧を披露する部分を指す。伝統的には終止前の属七和音で伴奏が停止し、独奏者が自由なパッセージで華麗さと個性を示す。モーツァルトやベートーヴェンは自作のほか弟子や後世の演奏家が書くことも想定しており、演奏者は作曲者の語法を尊重しつつ独自の解釈を盛り込んで聴衆を魅了するクライマックスを構築する。
Q8 : 「ディミヌエンド(decrescendo)」が示す演奏効果はどれ?
ディミヌエンドはクレシェンドの逆で、音量を徐々に弱めていく指示である。>形のヘアピンや文字dim.で書かれ、曲想を静めたりフレーズを閉じたりする役目を担う。単に小さくするだけでなく、響きを遠ざけたり消え入るようにしたりと多彩な表情が可能。終止や次のセクションへの導入で使えば余韻や対比が生まれ、音楽的立体感を高める重要なダイナミクス手段である。
Q9 : 「スタッカート」は演奏上どのような指示を示す記号?
スタッカートは音符の上または下に小さな点を付して示され、弦楽器なら弓を跳ね返す、鍵盤楽器なら指を早めに離すなどして音価を短縮する。次の音との間に隙間を作ることで歯切れの良い、軽快なニュアンスを生み、レガートやテヌートといった音を保持する記号とは対照的な響きを与える。楽章全体で用いれば活発さ、部分的に用いればアクセント的な効果を狙える。
Q10 : テンポ標語「アレグロ」に最も近い説明はどれ?
アレグロはイタリア語で「陽気に、快活に」の意を持ち、伝統的なテンポ標語では毎分120〜168拍程度の速さを指す。メトロノームで♩=120〜168とされることが多く、行進曲やモーツァルトの交響曲第一楽章など活き活きとした曲想に用いられる。ラルゴやアンダンテより速くプレストより遅い位置にあり、速度だけでなく明るい性格を示唆する言葉でもある。
まとめ
いかがでしたか? 今回は音楽用語クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は音楽用語クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。