映画マニアなら知っておきたい雑学クイズ10選!
思わず頷いてしまう映画の豆知識や、賞レースの歴史を振り返るこのクイズ。アカデミー賞受賞作品から、SF映画の名セリフ、ハリウッドの裏話まで、映画ファンにはたまらない内容が満載です。
第1回アカデミー賞の作品賞受賞作はどの作品か、ジョン・フォードが最多4回受賞した監督賞とは?さらに、『マトリックス』や『ゴッドファーザー』といった名作に隠された秘話まで、ここでしか読めない貴重な情報が満載です。
映画の歴史に彩られた面白エピソードを楽しみながら、あなたの映画知識も一段とアップグレードできるはずです。映画マニアも、そうでない人も必見の一覧となっています。
Q1 : 世界初の本格的なトーキー(同期音声付長編映画)として映画史に名を刻む1927年公開作は?
ワーナー・ブラザースが開発したヴィタフォン方式を導入した『ジャズ・シンガー』は、アラ・ジョルソンが劇中で歌や台詞を披露するシーンを部分的に同期録音したことで“talkie”の幕開けを告げた。厳密には全編が音声入りではないが、観客に音声映画の可能性を強烈に印象づけ、数年でハリウッドをトーキーへ完全移行させる契機となった。これにより無声映画のスターや制作手法が大転換期を迎え、産業構造まで変わったと評価される。
Q2 : 1973年、アカデミー賞主演男優賞を受賞しながら授賞式を欠席し、ネイティブアメリカンの権利を訴える声明で受賞を辞退した俳優は誰?
『ゴッドファーザー』の演技で主演男優賞に輝いたマーロン・ブランドは、授賞式に代理としてサチーン・リトルフェザーを派遣し、先住民への差別と映画業界の描写問題を抗議する声明を読み上げて受賞を辞退した。この行動は大きな話題を呼び、ハリウッドと先住民の関係を見直すきっかけとなった。同時にブランドの社会活動家としての側面を浮き彫りにし、俳優と政治的発言の関係について議論を引き起こした歴史的事件とされる。
Q3 : 2019年に『アバター』が保持していた歴代世界興行収入首位記録を抜き去った作品は?
マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成として公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、公開後12日間で興収20億ドル、最終的に27億97百万ドルを超え、『アバター』の記録を更新して世界歴代1位となった。IMAXや3D上映の高単価チケット、多国同時公開、シリーズ22作品の物語的クライマックスという要素が相乗し、リピーター需要を喚起。2021年に『アバター』再上映で首位が再逆転するまで、その栄冠を保持した。
Q4 : 『ロード・オブ・ザ・リング』および『ホビット』三部作のホビトン村セットが観光地として保存されている国はどこ?
ピーター・ジャクソン監督は原作の“緑豊かな中つ国”を求め、ニュージーランド北島のマタマタ近郊の牧場をホビトン村ロケ地に選定した。撮影後も家屋や丸い扉のホビット穴が恒久保存され、スタジオ協力の公式ツアーとして一般公開。牧羊地の自然景観と映画セットが調和した“実在するファンタジー村”として世界中のファンを惹きつけ、現地観光産業に大きく貢献している。ニュージーランド政府も映画誘致政策の成功例としてPRに活用している。
Q5 : 第1回アカデミー賞で作品賞(当時アウトスタンディング作品賞)を受賞した映画はどれ?
1929年開催の第1回アカデミー賞では後の作品賞にあたる“アウトスタンディング作品賞”を戦争映画『つばさ』が受賞した。同作は当時最先端の航空撮影と大規模セットを用い、サイレントながら迫力ある空中戦と友情ドラマが高評価を得た。一方で芸術作品賞を『サンライズ』が獲得しており、初年度のみ二頂制だった点も映画賞マニアには有名なトリビアである。
Q6 : 監督賞を最多の4回受賞し“オスカー監督王”と呼ばれる映画監督は誰?
アカデミー監督賞の最多記録はジョン・フォードの4回(『男の敵』『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『静かなる男』)。高い演出力とアメリカ的風景描写で知られ、特に西部劇の大家として評価が高い。ワイラーは3回、キャパラやスピルバーグは2回と続くが、4度の栄冠はフォードだけで、現在も破られていない。フォード自身は授賞式を好まず出席回数が少なかったが、その功績はオーソン・ウェルズや黒澤明ら多くの後進に影響を与えた。
Q7 : 映画『マトリックス』で主人公ネオがモーフィアスから渡され、真実を知るために選んだ色のピルは何色?
ネオが摂取する赤い錠剤は“レッドピル”と呼ばれ、仮想世界から目覚め現実へ移行する象徴として登場する。対になる青い錠剤は日常へ留まり記憶を失う選択肢で、ふたつの色の対比が物語の主題である自由意志と認識の問題を際立たせた。作中の小道具は後年インターネット文化でも“レッドピル=目覚める”という隠喩として引用され、社会的なメタファーを生んだことでも語り草となっている。
Q8 : スタジオジブリ作品で、アカデミー長編アニメーション賞を日本作品として初受賞した映画は?
2003年の第75回アカデミー賞で宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が長編アニメーション賞を受賞し、同部門での非英語作品初の快挙となった。日本の興行収入記録を塗り替えた圧倒的な人気に加え、神々の世界を描く独創的なビジュアルと普遍的な成長物語が国際的にも高い評価を得た。結果としてジブリブランドを世界に広め、後の日本アニメ輸出拡大の足掛かりを作ったことが映画史的にも重要である。
Q9 : 「May the Force be with you」という名台詞を最初に大衆に浸透させた映画は次のうちどれ?
“フォースと共にあらんことを”の日本語訳で知られるこのセリフは1977年公開の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で登場し、同シリーズの精神性を象徴する言葉になった。オビ=ワンやレイアなど複数キャラクターが口にし、観客に印象づけた結果、アメリカ映画の格言ベストランキングにも度々入るほど浸透。以後シリーズをまたいで繰り返し引用され、サブカルチャー全体に広まったことで、SF映画のワンフレーズとして世界的に最も認知された台詞と評価される。
Q10 : 映画『ゴッドファーザー』で映画プロデューサーのジャック・ウォルツが目覚めた際、ベッドに置かれていた動物の首は何の動物?
ドン・コルレオーネがジャック・ウォルツに脅しをかける場面でベッドの中にあったのは愛馬カーンの生首。実際の馬の頭部を使用したショッキングな演出は観客に強烈な印象を与え、暴力団の冷酷さと影響力を示す象徴的シーンとなった。動物愛護団体からの抗議を避けるため撮影許可や衛生管理は厳重に行われたが、本物を使ったリアリズムが作品の緊張感を高めたことが高く評価され、映画史上の衝撃シーンとして数多くの引用やパロディを生んでいる。
まとめ
いかがでしたか? 今回は映画 雑学クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は映画 雑学クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。