小学生の皆さん、理科や社会の授業で習った知識を、楽しく確認できるクイズをご用意しました。地球や月、植物や電気のことから、日本の川や紙幣の材料まで、身近なトピックから少し難しいものまで、全部で10問です。正解を見つけられるかな? 答えを見つけるヒントがたくさん隠れているので、よく考えてみてください。きっと新しい発見があるはずです。それでは、早速始めましょう!
Q1 : 地図で北をあらわす方位記号はどれ?
地図やコンパスでは方位を英語表記で示し、北はNorthの頭文字N、東はEastのE、南はSouthのS、西はWestのWを用います。多くの地図は上側が北になるように描かれていますが、方位記号が描かれていれば上下左右が変わっていても正しく方向を読むことができます。方位は旅行や防災でも重要で、太陽の位置と組み合わせれば自分の位置を判断する手助けになります。EやSやWを北と読み違えると目的地を反対に進んでしまうので、記号の意味をしっかり覚えることが大切です。
Q2 : 日本の紙のお金(お札)の材料として最も使われている植物は?
日本銀行券は丈夫で長持ちするように木材パルプではなく、バナナの仲間であるマニラ麻の繊維を主原料にして作られています。マニラ麻は繊維が長く強いので破れにくく、水にぬれてもしわになりにくい特徴があります。紙幣にはさらに綿の繊維や特殊な薬品を混ぜ、偽造防止のためのすき入れやホログラムを組み込んでいます。マツやスギは普通の紙や建材で使われますが強度が足りず、お米のワラも昔は和紙に使われましたが現代の紙幣では主流ではありません。
Q3 : 磁石の同じ極どうしを近づけるとどうなる?
磁石にはN極とS極の二つがあり、異なる極どうしは引き合い、同じ極どうしはしりぞけ合うという性質があります。これは磁力線が同じ向きで押し合いになるためで、理科の実験では同極を近づけると滑るように離れたり回転して逆の極を向けようとする動きが観察できます。NとN、SとSでは必ず反発が起こるため引き合うことはありません。この性質を使ってコンパスやモーターなど多くの道具が作られているので、極の組み合わせを覚えることはとても大切です。
Q4 : 一年の中で昼が一番長い日は何という?
地球は公転しながら約23.4度傾いているため、太陽の高さや昼夜の長さが季節によって変化します。北半球では6月21日ごろ、太陽が最も高く昇り昼が一番長く夜が一番短い日を夏至といいます。冬至はその逆で昼が最も短い日、春分と秋分は昼と夜の長さがほぼ同じ日です。夏至の日には地域によっては19時近くまで明るく、植物の光合成が盛んになります。昔から農作業の節目にも使われてきた重要な暦の言葉なので覚えておくと便利です。
Q5 : 電池を直列につなぐと、電圧はどうなる?
理科の実験で乾電池を直列につなぐと、それぞれの電池が持っている電圧が足し合わされるため合計電圧が高くなります。たとえば1.5Vの単三電池を2本直列にすると3V、3本なら4.5Vになります。電圧が大きくなると豆電球はより明るく光りますが、定格を超えると糸が切れて壊れてしまうこともあるので注意が必要です。並列つなぎでは電圧は変わらず大きくなるのは電流の流せる量です。直列と並列の違いを理解すると安全に工作が楽しめます。
Q6 : 下のうち、昆虫ではない生きものはどれ?
昆虫は成虫になると体が頭・胸・腹の三つの部分に分かれ、脚が六本、羽が二対あることが特徴です。カブトムシ・バッタ・テントウムシはいずれもこの条件を満たしていますが、クモは頭胸部と腹部の二つの部分に分かれ、脚が八本あります。クモは昆虫ではなくクモ綱に属する節足動物で、ハチやチョウなど昆虫とは分類が異なります。見かけが似ていても脚の本数や体のつくりを観察すると違いがわかるので、身近な生きものを調べる際の大切なポイントになります。
Q7 : アサガオの花は、ふつうどの時間帯に花が開く?
アサガオは夏の学校の観察でおなじみの植物で、名前に「朝」という字がある通り朝早い時間に花が開き、昼頃にはしぼんでしまいます。これは日光の量や温度、体内時計の働きによって決まっています。朝の涼しい時間に開花することで、虫に花粉を運んでもらいやすく、強い日差しによる水分蒸発を防ぐことにも役立っています。昼や夕方に咲く品種も品種改良で作られていますが、一般的な園芸種ではやはり朝が基本です。夜に咲くのはヨルガオや月下美人など別の植物です。
Q8 : 日本で一番長い川は?
日本の川の長さを比べると、信濃川が367キロメートルで最長です。利根川は322キロメートル、石狩川は268キロメートル、筑後川は143キロメートルと続きます。信濃川は新潟県では千曲川と名を変えながら流れ、日本海に注ぎます。長い川ほど流域の面積が広がり、雪どけ水や雨水をたくさん集めるしくみを学ぶと地理への興味が深まります。ほかの川も大河として有名ですが、数字で比べると信濃川が最長だと確認できます。
Q9 : 九九の答えで最大の数になるのはどれ?
九九表の中では1から9までの数どうしを掛け算します。かける数が大きいほど答えも大きくなりますが、同じ段の中でも大きい数同士を掛けるほど合計が伸びます。9×9は9の段で一番大きいかけ算で81になります。7×8は56、6×9は54、8×8は64とどれも81より小さいので最大値になりません。九九の中で81より大きい答えは存在せず、9×9が最高値であることを覚えておくと計算の見通しが立てやすくなります。
Q10 : 地球をまわっている月は、地球のまわりを何日くらいで1周する?
月は地球のただ一つの自然衛星で、夜空で毎日少しずつ位置と形を変えています。新月から次の新月までのおおよその期間は29.5日ですが、月自身が地球のまわりを一周する公転周期は約27.3日です。理科の教科書では四捨五入して27日と紹介されることが多いので、選択肢では「約27日」が正解になります。1日や7日では形が大きく変わらず、365日は地球が太陽を回る日数なので誤りです。
まとめ
いかがでしたか? 今回は簡単な小学生低学年向けクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は簡単な小学生低学年向けクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。