明治時代、日本はめまぐるしい変革の時代を経験しました。明治維新を経て、旧来の封建制から近代国家への移行が進められ、様々な分野で改革が行われました。明治時代の歴史に詳しくない方も、この10問のクイズで当時の政治、経済、社会の動きをより深く理解できるでしょう。初代内閣総理大臣から、地租改正、徴兵令、議会開設など、明治期の重要な出来事について、知識を確認できる内容です。明治時代の足跡を振り返り、日本近代史を楽しく学んでみましょう。
Q1 : 明治時代の貨幣制度で導入された、1円の基準となった金の重さは?
明治時代の新貨条例(1871年)で1円金貨の基準は金1.5匁(約20g)と定められました。この貨幣制度改革により、近代的貨幣制度が確立しました。1.5gや10g、1.5gなどは誤りです。
Q2 : 学制が公布されて最初に設置された初等教育機関は?
学制発布により日本で最初に設置された初等教育機関は小学校です。明治5年(1872年)に公布された学制は、全国に学校を設立し、国民皆学を目指しました。中学校や師範学校、大学は後の整備になります。
Q3 : 日清戦争の講和条約として締結された条約名は?
日清戦争の講和条約は下関条約です。1895年に清と日本で締結され、台湾や遼東半島の割譲、賠償金の支払い等が定められました。ポーツマス条約は日露戦争、サンフランシスコ平和条約は太平洋戦争、パリ条約は欧州に関するものです。
Q4 : 明治時代に西洋文化を積極的に導入した政策は何と呼ばれますか?
明治時代の西洋文化導入政策は文明開化です。洋風の生活様式、建築、衣食住や思想が広まり、日本の近代化が進められました。他の選択肢は幕末から明治初期の政治運動等を指します。
Q5 : 明治時代、日本最初の議会が開設された年は?
日本初の議会である帝国議会は1890年に開設されました。明治憲法の公布(1889年)に基づき、立法機関として衆議院と貴族院から成る帝国議会が設置されました。以降、議会政治の時代が本格化します。
Q6 : 西南戦争の指導者であり、最後の武士と呼ばれた人物は?
西南戦争の指導者は西郷隆盛です。1877年、明治政府に不満を持つ士族を率いて鹿児島で挙兵しましたが、敗れ、これにより明治政府の中央集権体制が確立しました。他の人物も明治維新を支えた維新三傑ですが、西南戦争の中心人物は西郷です。
Q7 : 明治時代の六大改革のうち、封建制から近代的行政機構に切り替えたものは?
廃藩置県は、1871年に行われ、全ての藩を廃止し、県を設置して地方行政を中央政府の直接支配下におく改革です。これにより封建的身分制が解体し、近代的官僚制度が導入されました。他の選択肢は教育、税制、軍事制度の改革です。
Q8 : 明治時代に行われた富国強兵政策の一環で制定された法律はどれ?
徴兵令は明治時代の富国強兵政策の核心となる法律です。1873年の公布により、全国民を対象とした徴兵制度が導入され、日本の近代的な国民軍の創設が図られました。治安警察法や教育勅語は別の目的による法律や勅語です。
Q9 : 明治政府が行った日本初の全国的な土地調査は何でしょう?
明治政府による日本初の全国的な土地調査は地租改正です。これは1873年から始まり、土地の所有者を明確にして課税制度を整備し、近代国家の財政基盤を確立した制度です。検地は江戸時代の政策、徴兵令は兵制の改革、版籍奉還は藩主が領地と人民を朝廷に返還した政策です。
Q10 : 明治時代の初代内閣総理大臣は誰でしょう?
明治時代の初代内閣総理大臣は伊藤博文です。1885年、内閣制度が発足し、日本で最初の総理大臣に就任しました。その後、伊藤博文は計4度、総理大臣を歴任し、近代日本の礎を築きました。大隈重信、黒田清隆、山縣有朋も歴代の明治期の総理ですが、初代は伊藤博文となります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は明治時代クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は明治時代クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。