サバクの中に暮らす生物たちの驚きの特性や、人類と砂漠の長い歴史について、クイズを通じて学んでみませんか。砂漠は乾燥した過酷な環境ですが、そこに暮らす生物たちは驚くべき適応力を発揮しています。また、砂漠地域は何万年もの昔から人類の生活の場となってきました。クイズに挑戦しながら、私たちの知らない砂漠の魅力を探っていきましょう。
Q1 : 日本国内で自然の砂漠が存在する都道府県はどこですか?
日本で唯一「砂漠」と名の付く地形があるのは鳥取県の「鳥取砂丘」です。厳密に言えば降水量が多いため国際的な意味での砂漠ではありませんが、国内では珍しい大規模な砂丘として知られ、観光地にもなっています。北海道や沖縄、東京には自然の広大な砂丘・砂漠地帯はありません。
Q2 : 次のうち、砂漠の緑化に実用化されている技術はどれですか?
砂漠の緑化では、水を効率的に使う点滴灌漑技術がよく利用されています。これは必要最小限の量の水を植物の根元に直接供給し、蒸発や無駄を極力減らす方法です。ロケットや地下核爆発、塩水流し込みは緑化策として非現実的もしくは有害ですので、実用化されていません。
Q3 : ゴビ砂漠が存在する主な国はどこですか?
ゴビ砂漠は東アジアに位置し、主にモンゴルと中国内モンゴル自治区にまたがっています。他の選択肢の国々は確かに有名な砂漠を持っていますが、ゴビ砂漠が主に存在するのはモンゴルおよび中国です。広大な乾燥地帯で、夏冬の気温差が激しいのもこの砂漠の特徴です。
Q4 : サハラ砂漠では何万年以上前から人類が暮らしていた証拠があるでしょうか?
サハラ砂漠では、約1万年前からすでに人類が暮らしていた証拠が岩絵や遺跡などから確認されています。以前はより緑豊かな草原地帯で、多くの動物や住民が存在したと考えられます。気候変動により徐々に乾燥化し現在のような砂漠地域になりましたが、かつては多様な生き物と人々の生活があったのです。
Q5 : 砂漠で最も生存に適しているラクダの特徴で誤っているものはどれですか?
ラクダは砂漠での代表的な生物ですが、「背中のコブに水を蓄える」というのは誤りです。コブには脂肪が蓄えられていて、これをエネルギーや水分に変えることはできますが、「水」として蓄積しているわけではありません。他の特徴は全てラクダの適応として正しいです。
Q6 : 世界で最も降水量が少ない砂漠はどこですか?
アタカマ砂漠(南米チリ)は、世界で最も乾燥した場所とされ、場所によっては10年以上まったく雨が降らない場所も確認されています。その極端な乾燥は、周囲の山脈・海流の影響で雲がほとんど形成されないためです。年平均降水量は数ミリ以下の場所も多く、その点で他の砂漠より際立っています。
Q7 : 砂漠で見られる蜃気楼はなぜ発生するのですか?
蜃気楼は、主に地表面の温度が非常に高く、すぐ上の空気との温度差が大きいときに発生します。これによって空気の密度が異なり、光が屈折します。そのため、遠くの景色や空が反射して見える現象が起こります。砂漠では地表が激しく加熱されるため、蜃気楼がよく発生します。
Q8 : 一般的に砂漠に夜間気温が低下する理由として正しいのはどれですか?
砂漠は雲や水分が少なく、日中は表面が急激に熱せられる一方で、夜間は地表から熱が宇宙空間へ逃げてしまうため、放射冷却が強力に働きます。このため昼夜の気温差が激しく、夜は非常に冷え込みます。降水や植物は熱の保持に寄与しますが、砂漠ではそれらが少ないため、夜間に急速に気温が低下します。
Q9 : サハラ砂漠で最も多い地形はどれですか?
サハラ砂漠は広大な砂丘で知られていますが、実は厳密には全体の2割程度しか“砂砂漠”ではなく、最も多いのは岩石や礫(こいし)で覆われた地帯です。これらは「ハマダ」と呼ばれ、サハラの主要な地形です。砂丘地帯は「エルグ」と呼ばれますが、全体の一部にしか過ぎません。
Q10 : 砂漠の面積が世界最大であるのはどの砂漠ですか?
実は地球で最も広い砂漠は南極大陸で、約1,400万平方キロメートルの面積を持っています。砂漠とは降水量が非常に少ない地域のことで、暑いイメージが強いですが、南極も降水量が極めて少ないため「極地砂漠」として世界最大の砂漠とされます。サハラ砂漠も広大ですが、それでも南極には及びません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はサバクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はサバクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。