スズメは私たちにとてもなじみ深い小鳥ですが、その生態には意外な面があるのをご存知でしょうか。この「スズメクイズ」では、日本で最も一般的に見られるスズメの特徴や生活習性について、10の質問に答えていきます。スズメの体サイズ、食性、繁殖行動、分類など、意外な事実が隠されているかもしれません。スズメとの共生が長い日本人ならではの知識が試されるでしょう。答えを当てながら、私たちの身近な鳥「スズメ」について新しい発見をしていきましょう。
Q1 : スズメが見られる場所として最も適さない場所はどこですか?
スズメはごく一般的な鳥で、農村部の水田や都市公園、住宅街など人間の生活圏で広く見られます。しかし「山岳の高地」ではほとんど見かけません。スズメは標高の高い森林地帯や山岳部には生息せず、平地や低山地、人里や農耕地に密着する生活をしています。したがって、山岳高地はスズメの生息には適していない環境です。
Q2 : スズメのヒナに親鳥が与える主なエサは何ですか?
スズメのヒナに親鳥が与える主なエサは「昆虫・幼虫類」です。成鳥は主に植物性のエサ(穀物や種)を食べますが、成長期のヒナはタンパク質が必要不可欠なため、小型昆虫やその幼虫、クモなど動物性のエサを盛んに与えます。このためヒナの時期は昆虫が多い季節(春から夏)に繁殖が集中します。
Q3 : スズメの鳥類学上の学名は何ですか?
スズメの学名は「Passer montanus」です。Parus majorはシジュウカラ、Corvus coroneはハシボソガラス、Sturnus cineraceusはムクドリの学名です。学名は世界共通で使われ、分類学上スズメ科のこの種を指す際には必ずPasser montanusと記載されます。なお、英名は「Eurasian Tree Sparrow」です。
Q4 : スズメの成鳥の平均寿命は一般的に何年くらいですか?
スズメの成鳥の平均寿命は「3~5年」と言われています。野生環境下では天敵や事故、不慮の事故などで短命な場合も多いですが、中には5年以上生きる個体もいます。ただし、飼育下では10年以上生きるスズメも稀にいます。1~2年というのはヒナから成鳥までに亡くなる個体が多いため平均が低くなりますが、成鳥の寿命としては3~5年が一般的です。
Q5 : スズメの巣作りに使う素材として一般的でないものはどれですか?
スズメは巣作りの際に、枯れ草や羽毛、泥を多用しますが、「松の枝」はあまり使われません。松の枝は太くて固いため、スズメが巣を作る際の細工には不向きです。一方枯れ草や根、羽毛はクッション性があり、泥は巣の補強や形を整えるためによく利用されます。
Q6 : スズメは何科に分類されている鳥ですか?
スズメは「スズメ科」に分類される鳥です。スズメ科は世界中に多くの種が存在し、小型の鳥が多いのが特徴です。日本国内においても、スズメ科にはスズメ、ニュウナイスズメ、イエスズメなどが含まれます。他の選択肢であるヒタキ科やハト科は全く別のグループであり、カラス科にはカラスやカケスが含まれています。
Q7 : スズメが集団で眠る「ねぐら」としてよく利用する場所は?
スズメは夜になると集団で「ねぐら」を作りますが、多くの場合“竹やぶや繁み”を利用します。竹やぶの中は外敵から身を守りやすく、多数の個体が安全に休むことができます。また、時には樹木の茂みや人家周辺の低木にも多数が集まって眠ることがあります。商店街の屋根下や公園のベンチは日中の休憩に使うことはありますが、夜のねぐらとしてはあまり利用しません。
Q8 : スズメの体長はおよそどのくらいですか?
スズメの体長はおよそ14~16cmです。体は小型で丸く、くちばしは短くてがっしりしています。日本国内で見られる普通のスズメ(Passer montanus)はこの大きさで、メジロやシジュウカラよりもやや小さめです。都市部でもよく見かけるため大きさを意識しにくいですが、実は手のひらに収まる程度の大きさです。
Q9 : スズメの成鳥の主な食べ物は何ですか?
スズメの主な食べ物は、「草の種子や穀物」です。特に稲や麦など農作物の穂を食べるほか、道路に落ちているパンくずなどもよく食べる雑食性です。繁殖期のヒナには動物性の餌(昆虫)を与えることもありますが、成鳥の主食はやはり植物性のエサ、特に穀物が中心です。季節や場所によって餌の内容は変化しますが、穀物が一番一般的です。
Q10 : 日本で最も一般的に見られるスズメの種類は何ですか?
日本で最も一般的に見られるスズメの種類は「イエスズメ(House Sparrow)」です。ただし、和名としては「スズメ」と呼ばれている種は学名Passer montanusで、英名ではTree Sparrowです。都市部や農村どこでも見られる小型の鳥で、頬に黒い斑点があるのが特徴。ニュウナイスズメやハウススズメも似た種類ですが、全国的な個体数や分布で「イエスズメ」とされるのが最も一般的です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はスズメクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はスズメクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。