岐阜弁を知っているようで、実は意外と知らないことも多い方言。東海地方に暮らす人にとっては身近な言葉ですが、全国的に見れば珍しい表現が多数あります。今回のクイズでは、「やっとかめ」「でら」「なおす」など、岐阜弁ならではのユニークな言葉の意味を当ててみましょう。標準語との違いに注目しながら、地域色豊かな方言の世界を楽しんでみてください。
Q1 : 岐阜弁「おみゃーさん」は何を指す?
「おみゃーさん」は岐阜や愛知などの方言で「あなた」という意味です。丁寧さを持った「お前」という印象で、親しみをこめて使われます。標準語の「お店屋さん」や「お母さん」とは全く別の意味で、「お前たち」など複数ではなく一人への呼びかけに使います。
Q2 : 岐阜弁で「こわい」はどういう意味?
岐阜弁で「こわい」は標準語の「怖い」ではなく「固い(かたい)」の意味で使われています。例としてパンが「こわい」と言えば「パンが固い」という意味です。方言独特の意味の変化で、普段の会話で誤解が生じやすい単語のひとつです。
Q3 : 「~やもんで」という岐阜弁の意味は?
岐阜弁で使われる「~やもんで」は、「~だから」「~なので」といった理由を示す接続詞です。たとえば「昨日雨やもんで遅れた」は「昨日雨だったから遅れた」となります。「ではない」「だけど」「するべき」といった意味合いとは異なります。
Q4 : 「たわけ」の岐阜での使われ方は?
「たわけ」は岐阜県をはじめ中部地方で「バカ」「愚か者」という意味で使用されます。標準語で使うことは少ないですが、家庭や学校などで叱るときに「このたわけ!」などのように使われます。「強い」「急ぎ者」「食いしん坊」などの意味はありません。
Q5 : 岐阜弁の「えらい」はどんな意味?
岐阜弁の「えらい」は、標準語の「偉い」とは異なり「しんどい」「疲れた」「具合が悪い」といった意味で使われます。たとえば「今日はえらいでかんわ」は「今日はしんどくてダメだ」という意味です。標準語の意味と混同しやすいので注意が必要です。
Q6 : 「つるつるいっぱい」はどんな意味の岐阜弁?
「つるつるいっぱい」は岐阜弁など東海地方で使われる方言で、器などに液体や食べ物を「なみなみといっぱい」に入れるという意味です。ビールやお茶などをコップについでもらうとき「つるつるいっぱい入れて」と言います。ゼロでもなく、表面状態や数でもありません。
Q7 : 岐阜弁で「しとる」や「しとった」はどんな意味?
岐阜弁で「しとる」「しとった」は「している」「していた」という意味で使われます。動詞の「している」に、岐阜や名古屋周辺の方言独特の「とる」「とった」が付加されています。「座る」「掃除」「ため息」とは無関係です。日常的に頻繁に使われる表現です。
Q8 : 岐阜でよく使われる「なおす」の正しい意味は?
岐阜弁で「なおす」とは、関西弁にもある使い方で「片付ける」「しまう」という意味です。たとえば「机の上の物をなおして」と言われた場合、机の上の物をしまうという意味になります。標準語の「直す(修理する)」とは異なるので注意が必要です。
Q9 : 岐阜弁の「でら」はどんな意味で使われる?
「でら」は岐阜県や愛知県など東海地方で使われ、「とても」「すごく」といった意味を表します。たとえば「でらうまい」は「すごく美味しい」という意味です。語源は「どえらい」や「どら」など変形したと言われています。「だから」「できない」「時間がかかる」とは無関係です。
Q10 : 岐阜弁で「やっとかめ」の意味はどれ?
「やっとかめ」は岐阜弁・名古屋弁で「久しぶり」という意味です。「久方ぶり」(ひさかたぶり)が訛った形とされ、長い間会っていなかった人と再会したときなどの挨拶で使われます。疲れた、嬉しい、だめという意味はありません。東海地方独特の方言であり、全国的には通じにくい表現です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は岐阜弁クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は岐阜弁クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。