クラウドサービスの選定は、企業の IT 基盤を支える重要な決断となります。本記事では、クラウドサービスを検討する際の10の重要なポイントについてクイズ形式でご紹介します。セキュリティやコンプライアンス、コスト管理、機能拡張性など、クラウド選定に関する多角的な視点を身につけていただけます。クラウドサービスの利用を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
Q1 : クラウドサービス利用時、特にセキュリティ強化策として推奨されるのは? 多要素認証導入 カスタムロゴ設定 月単位支払い 旧ブラウザ使用
代表的なクラウドセキュリティ対策に多要素認証(MFA)があります。IDとパスワードだけでなく追加認証を行うことで不正ログインのリスクが大幅に下がります。コストやデザインではセキュリティは担保できないため、多要素認証導入は特に強く推奨されます。
Q2 : クラウドサービスを選ぶ際のバックアップに関する注意点はどれ? 自動バックアップの有無や頻度 UIカスタマイズ性 ユーザーライセンス数 対応端末の種類
クラウドサービス上のデータは障害やユーザー操作ミスで失われるリスクが必ずあります。自動バックアップの仕組みがあるか、その頻度や復元手順が明確かどうかは、サービス選定において信頼性や事業継続性を大きく左右する要素です。
Q3 : クラウドサービスの無料トライアルで最も重視すべきポイントは? 提供期間の長さ 使える機能の範囲 管理画面の色 ログインIDの種類
無料トライアルでは、実際の業務や運用シナリオで必要な機能が十分に試せるかが重要です。期間が長くても機能が限定的では検証にならず、導入後のミスマッチリスクがあります。そのため、必要な機能がトライアル範囲に含まれているかどうかを確認しましょう。
Q4 : クラウドサービス選定時、APIやSDKの充実度が重要な理由は? 外観デザイン選択 他システムとの連携開発容易化 ユーザー数制限 OS固定化回避
APIやSDKが充実していると外部システムとの連携や自社ニーズに合わせた独自開発が容易になり、効率的な業務自動化や統合運用が可能です。APIが限定的だと、後から必要な連携や高度なカスタマイズが困難になるため最初の選定段階で確認すべきです。
Q5 : クラウドサービスの従量課金モデルにおいて注意すべきことは? 無制限ストレージ 無料サポートの有無 利用状況によるコスト変動 データ暗号化自動化
従量課金制では、実際に利用したリソース量や通信量に応じて金額が変動します。予想外の利用増やサービスのスケーリングによって当初見込んだコストを大きく上回る場合があるため、定期的な使用状況確認や上限設定が不可欠です。
Q6 : 各クラウドサービス事業者の提供リージョンを選ぶ理由として最も適切なのは? コスト削減 法規制遵守や低遅延 UIの使いやすさ 最新サービスの早期提供
クラウドサービスのデータが保存・処理される場所(リージョン)は、法規制(特に個人情報、金融データなど)対応や、ユーザーがサービスを利用する際の速度(遅延)に大きく関連します。選択を誤ると法的リスクやパフォーマンス低下を招きます。
Q7 : IaaS/PaaS/SaaSのうち、自社開発が不要で最も迅速に利用できるものはどれでしょう? IaaS PaaS SaaS BaaS
SaaSはSoftware as a Serviceの略で、提供事業者によってアプリケーションが完成し、すぐに利用できる状態になっています。IaaSやPaaSはユーザーがシステムやアプリケーションを構築する前提のサービスなので、最も迅速な導入が可能なのはSaaSです。
Q8 : ベンダーロックインのリスクを抑えたい場合、最も注目すべきポイントは? データポータビリティ 最新技術の利用 APIレスポンス時間 無料トライアルの有無
クラウドベンダーロックインとは、一度採用したものから他サービスへ移行しにくくなる状態です。データポータビリティ(データの持ち出しや移行が容易か)はこのリスクを軽減する上で重要で、標準フォーマットやエクスポート機能の有無を確認して選定します。
Q9 : クラウドサービスにおけるSLAが示すものはどれでしょう? データ転送料金 サービス稼働保証 ハードウェア仕様 契約期間
SLA(サービスレベルアグリーメント)はクラウドサービス提供者が保証するサービス稼働率やレスポンス水準を指します。SLAによってサービスの信頼性や障害時の補償範囲が明確にされているため、比較検討する際に重視されます。
Q10 : クラウドサービスを選ぶ際に、最も初めに確認すべきポイントはどれでしょうか? コスト構造 サポート体制 セキュリティとコンプライアンス 提供リージョン
クラウドサービスはデータを預け運用するため、まずセキュリティとコンプライアンスが最重要となります。自社の情報管理基準や法令・業界基準に適合しないと利用継続は困難です。次いでコストやサポートなども重要ですが、セキュリティに不安があればサービス導入自体が適切でなくなるため、まず確認しましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回はクラウドサービス選びのポイントクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はクラウドサービス選びのポイントクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。