収入保障保険は、契約者が亡くなったり高度障害状態になった場合に、遺族などが定期的な年金(給付金)を受け取ることができる保険です。保険期間中に死亡や高度障害にならなかった場合には、満期時に保険金の支払いはありません。一時金ではなく、長期にわたり遺族の生活を支える仕組みが特徴です。この記事では、収入保障保険の仕組みや特徴、選び方など、10問のクイズでさまざまな側面をご紹介します。保険選びの際の参考にしていただければと思います。
Q1 : 収入保障保険の加入に向いている世帯はどれですか?
収入保障保険は、契約者や世帯主が死亡・高度障害となった場合、その後も家族が安定して生活できるよう継続的な生活費を補うための保険です。特に、子どもがいる世帯で家計の柱が万一の場合に備えたい場合にニーズが高いです。独身や高齢者世帯、資産が充分な家庭などは、保障が過大となることもあるため、ニーズに応じて選択することが重要です。
Q2 : 収入保障保険で『非喫煙優良体』割引のある商品で、該当者が受けられるメリットは?
『非喫煙優良体』に該当する場合、保険会社の基準を満たせば通常よりも低いリスクとみなされます。そのため、同じ保障内容でも保険料が割引されるメリットがあります。健康状態や喫煙歴、体格などが査定対象となり、保険期間や金額そのものが変わるわけではありません。健康管理が保険料に反映される仕組みです。
Q3 : 収入保障保険の保険金には所得税・相続税のいずれがかかりますか?(契約者と被保険者・受取人が異なる場合)
収入保障保険の保険金にかかる税金は、契約形態によって異なります。一般的に契約者=被保険者とすると、受取人が別の場合は相続税が課税されます。しかし、契約者・被保険者・受取人がすべて異なる場合は、所得税(みなし贈与)が課税されるなど、両方の可能性があるため、契約時の設定には十分注意が必要です。
Q4 : 収入保障保険と定期保険の主な違いはどれですか?
収入保障保険は、万が一の場合に年金形式で保険期間満了まで月額又は年額で支払われ、死亡が早いほど総額が多くなります。それに対して定期保険は、いつ死亡しても一定額の保険金が一括で支払われます。このため、収入保障保険は家計の継続的な不足分カバーに、定期保険は大きな一時金による保障に向いています。
Q5 : 収入保障保険を選ぶ際に注意が必要な『就業不能保障型』とは何についての保障ですか?
『就業不能保障型』収入保障保険は、被保険者が病気やケガで働けなくなり収入を得られない場合に、一定期間所得を補填するための給付金が支払われるタイプです。従来の死亡・高度障害保障だけでなく、働けない状況もカバーするので、リスク管理の幅を広げられます。働けない理由が病気でも怪我でも対象になる場合が多く、単なる死亡保障とは異なります。
Q6 : 一般的な収入保障保険にセットできる特約はどれですか?
収入保障保険には、高度障害と認定された場合に保険金が支払われる高度障害保険金特約を付けることが一般的です。これは死亡時と同様に、保険期間の残り年数分の年金を受け取れるというものです。他の終身医療や解約返戻金付加等の特約は、収入保障保険の仕組みとは合致しないか、ほとんどの保険会社ではセットできません。
Q7 : 収入保障保険の主な加入目的は何ですか?
収入保障保険は、契約者(主に家計の担い手)が死亡した場合、残された家族が生活費や教育費などに困らないようにするための生活費保障を主な目的としています。遺族年金や手持ち資金だけではカバーできない家計の不足分を補う役割があり、特に小さな子どもがいる家庭では重要な意味を持ちます。老後資金や住宅資金、医療費準備とは異なるコンセプトです。
Q8 : 収入保障保険の受取人が受け取る給付金の総額は、何によって決まりますか?
受取人が受け取る給付金の総額は、被保険者が死亡または高度障害になった時点から、保険期間の満了までの残存年数で決まります。つまり、早く亡くなるほど受給期間は長く、受取額は多くなります。逆に保険期間の満了に近いタイミングで亡くなると、受取期間が短くなり、支払総額は少なくなります。これが定期保険との大きな違いの一つです。
Q9 : 原則として、収入保障保険の保険期間満了時にはどのような保険金が支払われますか?
収入保障保険は、期間中に被保険者が死亡や高度障害にならなかった場合は、満期でも保険金が支払われない「掛け捨て型保険」が一般的です。したがって、保険期間満了時には満期保険金や積立金、返戻金はつきません。その分保険料が比較的安く設定されているケースが多く、期間中のリスクに備える本来の「保障」に特化した商品といえます。
Q10 : 収入保障保険の主な給付形態はどれですか?
収入保障保険は、契約者が死亡または高度障害状態になった場合に、遺族などの受取人が年金形式で定期的(毎月や毎年など)に給付金を受け取るのが特徴です。一時金や現物での給付は基本的に行いません。この仕組みにより、万が一の場合でも日常生活費の補填として、遺族が一定の生活水準を維持できるように設計されています。保険金は所得保障を目的とした設計で、残された家族の生活を長期間安定させる助けとなります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は収入保障保険クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は収入保障保険クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。