色・形・栄養素などから野菜の特徴を学び、楽しみながら野菜への理解を深めましょう。全10問のお野菜クイズを通して、日頃から口にしている野菜の新しい一面をお楽しみください。クイズの正解に隠された野菜の知識は、健康的な食生活に役立つはずです。これから紹介する野菜に関する豆知識を、ぜひ日々の食生活に活かしてみてください。
Q1 : 長ネギの青い部分に特に多い栄養素はどれ?
長ネギの青い部分にはβカロテンが豊富に含まれています。緑色野菜に多く含まれるこの成分は体内でビタミンAに変わり、免疫力アップや粘膜の健康維持に役立ちます。白い部分には主にアリシンという成分が含まれており、香りや辛味の元となっています。長ネギは部分ごとに含有する栄養素が異なるため、両方バランスよく食べることで様々な栄養を摂取できます。
Q2 : トウモロコシの食用にする部分は、植物としてどの部分か?
トウモロコシで私たちが食べている部分は果実(種子)です。トウモロコシの実はトウモロコシの穂にたくさんの粒としてついており、これを収穫して食べます。葉や茎、根は一般的に食用とされていません。ちなみに軸の部分は「とうもろこしの芯」と呼ばれますが、これもほとんど食用にはなりません。果実の甘みが夏の味覚として人気です。
Q3 : 一般的に「春の七草」に含まれない野菜はどれ?
小松菜は春の七草には含まれません。春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(だいこん)を指します。これらの七種は1月7日の七草粥に用いられ、無病息災を願う日本の伝統行事です。小松菜は江戸時代から江戸周辺で盛んに栽培されてきたアブラナ科の野菜ですが、七草ではありません。
Q4 : じゃがいもの芽に含まれる有毒成分はどれ?
じゃがいもの芽や緑色になった部分には「ソラニン」という有毒成分が含まれています。摂取すると嘔吐、下痢、頭痛などの症状を引き起こす可能性があり、特に小さい子どもは注意が必要です。芽や緑色になった皮の部分は確実に取り除いてから調理しましょう。一方、カフェインやグルタミン酸、アリシンはじゃがいもには含まれていません。
Q5 : 食用部分がつぼみである野菜はどれ?
ブロッコリーは食用部分がつぼみにあたる野菜です。発達した花芽(花のつぼみ)と茎部分を食べます。ほかの選択肢のししとう(未熟な果実)、にんじん(根)、だいこん(根)とは異なります。ブロッコリーはビタミンCや食物繊維が豊富で健康に良い野菜の代表格です。つぼみを食べる野菜は意外と少なく、他にはカリフラワーなども同様の部分を食用にします。
Q6 : ゴボウの原産地はどこ?
ゴボウの原産地はヨーロッパです。日本では江戸時代には一般的になりましたが、実はヨーロッパ~アジアの広い範囲が原産地だとされています。意外に思われますが、日本独自の伝統野菜と思いきや、世界的な広がりのある植物です。ただし、日本では主に根を食べる文化が発展しましたが、他の国では薬用として使われることが多いため、食材として多用するのは日本ならではの特徴です。
Q7 : 野菜の中で特にビタミンCが豊富に含まれるのはどれ?
ピーマンは野菜の中でも特にビタミンCが豊富な野菜のひとつです。ピーマン100g中には約76mgのビタミンCが含まれており、生で食べるとこの栄養素を効率よく摂取できます。じゃがいもにもビタミンCは含まれていますが加熱に弱く、なすやキャベツは含有量がそこまで多くありません。色鮮やかな野菜は栄養価も高い傾向にあります。
Q8 : 葉の部分を食べる野菜はどれ?
ほうれんそうは葉物野菜に分類され、その栄養価の高さが特徴です。ほうれんそうは、鉄分やビタミンC、βカロテンなどの栄養素が豊富です。ごぼうは根、かぶは根と葉、たまねぎは鱗茎部分を食べます。葉や茎を主に食用とする野菜は「葉菜類」と呼ばれ、代表的なものとしてほうれんそうやレタス、キャベツなどがあります。
Q9 : 次のうちナス科の野菜はどれ?
ナス科の野菜の代表例はトマトです。ナス科にはこのほかナス、ピーマン、ジャガイモなどが含まれています。きゅうりはウリ科、さやえんどうはマメ科、ごぼうはキク科に属しており、それぞれ全く異なる分類にあたります。植物の分類を知ることは、家庭菜園や食物アレルギー対策にも役立ちます。トマトはナス科の世界的に人気のある野菜です。
Q10 : 緑黄色野菜に分類される野菜はどれ?
にんじんは緑黄色野菜に分類される代表的な野菜です。緑黄色野菜は、カロテンを豊富に含む野菜であり、主に可食部100gあたりカロテン含有量が600μg以上の野菜と定義されています。一方、だいこんやれんこん、キャベツは淡色野菜とされ、カロテン含有量が少ないのが特徴です。緑黄色野菜はビタミンAや抗酸化成分が多いため、健康増進に役立つとされています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はお野菜クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はお野菜クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。