自動車保険に関するさまざまな知識を確認できる、10問の “自動車保険クイズ” をお届けします。法律で義務付けられている保険は何か、事故歴に応じて保険料が変動する仕組みとは、人身傷害保険の特徴は何か、車両保険の補償範囲など、日頃の運転生活に欠かせない自動車保険の基本知識を確認できる内容となっています。ドライバーの方はぜひご一読ください。
Q1 : 車両保険の補償対象範囲として誤っているものはどれ?
車両保険は、自動車事故による損傷以外にも、台風・洪水などの自然災害や盗難、当て逃げなど幅広い損害を補償しますが、タイヤ単独のパンクやバーストは補償の対象外となることが一般的です。車両本体以外の消耗部品の自然劣化は補償されません。
Q2 : 任意保険に複数年契約(長期契約)をした場合の主なメリットは?
長期(複数年)契約の自動車保険では、保険料が契約時に決まるため、途中で保険料率が上がった場合でも当初の保険料がそのまま継続されるメリットがあります。等級は通常通り変わりますし、契約途中の解約も条件付きで可能です。
Q3 : 示談交渉サービスが付帯されている任意保険の補償とは?
対人賠償保険には、保険契約者や被保険者の代わりに相手方と専門家が示談交渉を行うサービスが付帯されています。法律や補償の知識が必要な交渉を、保険会社がサポートしてくれる重要なサービスですが、自賠責保険や他の補償にはついていません。
Q4 : 次のうち自動車保険の割引制度として正しいものはどれ?
ゴールド免許割引は、無事故無違反の優良ドライバーであることが証明されたゴールド免許所有者に適用される割引です。保険会社によっては他の割引や割増もありますが、「ディーゼル車割引」や「新車未登録割引」「車検早期割引」という制度は一般的な保険商品にはありません。
Q5 : 自動車保険の「運転者限定特約」の主な目的として正しいものは?
運転者限定特約は、実際に運転する人を限定することでリスクを抑え、保険料を安く抑える特約です。例えば「本人・配偶者限定」の場合、その二人しか補償されない分、保険会社のリスクが減り、保険料が下がる仕組みです。
Q6 : 保険の中で、修理費が事故発生時の車の時価額を超えた場合の支払いはどうなる?
車両保険は契約車両の時価額までの範囲内で補償します。事故や盗難で修理費が時価額を超える場合、原則としてその車の時価額(事故時点での市場価値)が支払限度になります。修理費全額が出るわけではありませんので注意が必要です。
Q7 : 人身傷害保険の主な特徴として正しいものはどれ?
人身傷害保険は、契約車両に乗車中の人が交通事故によってケガや死亡したとき、過失割合にかかわらず実際の損害額を補償する特徴を持ちます。契約内容にもよりますが、被保険者の家族や他車運転中も補償される場合があります。
Q8 : 任意保険の補償内容で、他人の車や物へ損害を与えた際に補償されるものは?
対物賠償保険は、車の運転により他人の財物(車・ガードレール・建物等)を壊してしまった時の損害賠償責任を補償する保険です。対物の事故は高額になる場合も多く、現在はほとんどのドライバーが任意保険で対物賠償の契約をしています。
Q9 : 自動車保険における「等級制度」とは何を指す?
自動車保険の等級制度は、主にノンフリート等級別料率制度を指し、運転者の事故歴(無事故か否か等)によって翌年の保険料がアップダウンします。事故を起こさなければ等級は上がり、保険料は安くなります。事故発生時は等級が下がり、保険料が高くなります。
Q10 : 自動車保険のうち、法律により契約が義務付けられている保険はどれ?
自賠責保険は道路運送車両法によりすべての自動車やバイクの所有者に契約が義務付けられている強制保険です。対人事故による被害者救済を目的としており、未契約で走行した場合は厳しい罰則があります。一方、任意保険・搭乗者傷害保険・車両保険は名前のとおり加入は自由です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は自動車保険クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は自動車保険クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。