株式投資に興味はあるけど、株価指標や用語の意味がよくわからない。そんな人のために、この記事では株式投資でよく使われる10の重要概念をクイズ形式で解説します。PER、ROE、配当利回りなど、投資判断に欠かせない指標の理解を深めましょう。初心者でも分かりやすい解説とともに、実際の株取引に役立つ知識が満載です。この機会に株式市場の仕組みを楽しく学んでみてはいかがでしょうか。
Q1 : 東証プライム市場で2024年時点の上場基準として正しいものはどれ?
東証プライム市場の上場基準として、流通株式時価総額が100億円以上(2022年以降の新設基準)が定められています。他にも流動性やガバナンスなど複数条件がありますが、選択肢のうち正しいのは流通株式時価総額100億円以上です。売上規模や総時価総額のみでは基準を満たしません。
Q2 : 株価チャート分析で「ゴールデンクロス」とは何ですか?
ゴールデンクロスとは、主にテクニカル分析で使われる用語で、短期移動平均線(たとえば25日)が長期移動平均線(たとえば75日)を上抜ける現象を指します。一般に上昇トレンド入りのサインとされ、買いシグナルの一つです。逆に下抜ける場合は「デッドクロス」と呼ばれます。
Q3 : 配当落ち日とはどのような意味ですか?
配当落ち日とは「権利付き最終日」の翌営業日であり、この日以降に株式を購入しても、その期の配当金は受け取ることができません。配当を狙う場合は、配当落ち日の前営業日(権利付き最終日)までに株式を保有している必要があります。
Q4 : 信用取引で「空売り」とはどのような取引ですか?
空売りとは、証券会社などから株式を借りて先に売却し、後から株価が下落したタイミングで買い戻して差益を得る取引です。株の値下がり局面でも利益を狙える取引ですが、想定に反して値上がりした場合は損失無限大のリスクがあり、注意が必要です。
Q5 : 株主優待として実際に存在する制度はどれ?
株主優待制度は、日本独自の長い伝統があります。多くの企業が自社商品やサービス、飲食券などを株主に贈呈しており、中でも定番は「自社製品の詰め合わせ送付」です。競合他社の商品提供や現金の無条件配布、配当金の二重払いといった優待は現実には存在しません。
Q6 : 日本株で単元株とは何株単位のことが一般的ですか?
日本株の取引で一般的な単元株は100株です。これは2018年に多くの上場企業で1単元100株に統一されたためです。単元株未満の取引も可能ですが、株主優待や議決権がつく場合は100株単位が基準となっています。
Q7 : 「ROE」とは株主資本利益率ですが、この指標の意味として正しいものはどれ?
ROE(株主資本利益率)は、株主が投資した自己資本(純資産)に対してどれだけ純利益をあげているかを示します。つまり株主から集めたお金がどれだけ効率よく使われているかが分かります。企業の収益力・資本効率を測る代表的な指標で、経営品質評価にも用いられます。
Q8 : 「日経平均株価」はどの証券取引所に上場する企業の株価平均ですか?
日経平均株価は東京証券取引所に上場している代表的な225銘柄で構成されています。代表的な日本株式市場の指標であり、経済ニュースなどでも頻繁に利用されます。なお大阪・名古屋・福岡にも証券取引所はありますが、日経平均とは関係ありません。
Q9 : 株式の「配当利回り」が最も高くなるのはどの状況か?
配当利回りは1株あたりの年間配当金を株価で割って算出されます。そのため、配当額が一定のまま株価だけが下落すれば、配当利回りは高くなります。逆に株価と配当がともに上昇した場合や配当が減額された場合は必ずしも利回りが上がるとは限りません。リスクも考慮が必要です。
Q10 : 株式投資でよく使われる「PER」とは何の略語でしょうか?
PERは「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では株価収益率と呼ばれます。PERは株価を1株当たりの純利益で割って算出され、株価がその企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する指標となります。投資判断や他社比較などに広く活用される重要な指標です。投資家はPERの高低をもとに成長性や割安度を測ることができます。
まとめ
いかがでしたか? 今回は株式投資クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は株式投資クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。