学資ローンは、多くの大学生や家庭にとって就学を支える重要な制度です。しかし、その種類や返済条件など、誤解されがちな点も少なくありません。本記事では、学資ローンに関する10問のクイズを通して、その基本的な仕組みや特徴を分かりやすく解説します。JASSOの貸与型奨学金や日本政策金融公庫の教育ローンの違いについて、正しく理解を深めましょう。学生生活やファイナンスに詳しくない方も、ぜひこの機会に学資ローンの知識を身につけてみてください。
Q1 : 日本政策金融公庫の教育ローンについて正しいものはどれ?
日本政策金融公庫の教育ローンは、学生ではなく保護者などが利用者となる教育費専用ローンです。利率は原則固定金利制度となっており、返済は借入れた翌月から原則として始まります。所得制限もあり、誰でも利用できるわけではありません。
Q2 : JASSO奨学金の返済期間について正しいものは?
JASSOの奨学金の返済期間は、借入額や奨学金の種類、利子の有無で異なります。例えば、第二種(有利子)は借入額や貸与期間によって返済期間が変動します。全員が10年以内や60年まで返済できるということはありません。
Q3 : 日本学生支援機構の奨学金で給付型に該当するものの説明として正しいものは?
給付型奨学金は、経済的理由や学力要件を満たした学生に対し、返済不要で給付される奨学金です。つまり卒業後も返済の義務がありません。貸与型のような返済や利子の支払いはありません。
Q4 : JASSO奨学金の「機関保証」とは何か?
JASSOの「機関保証」は、連帯保証人・保証人を立てられない場合に、保証機関(有料)が保証人の役割を代行してくれる制度です。保証料が毎月天引きされる形で支払われますが、これにより保証人を立てなくても奨学金を受け取れます。
Q5 : 学資ローンと教育ローンの違いとして正しいものはどれ?
学資ローン(奨学金)は学生本人名義で借りるのが基本です。教育ローンは日本政策金融公庫や銀行が保護者名義で貸し付けるものです。大きな違いは申込者の名義と、返済者が誰かという点にあります。
Q6 : JASSO奨学金の利率方式で正しい説明は?
JASSO第二種奨学金等の利率方式には「固定方式」と「見直し方式」があり、卒業時(貸与期間終了時)に本人が選択します。途中で変更することは原則できません。進学前や返済終了後に選択するのではありません。また、固定式だけが選択肢ではありません。
Q7 : 借りた奨学金(学資ローン)が返せなくなった場合の救済措置として、主に用意されているのは?
学資ローンが返済できなくなった場合、主に返還猶予制度などの救済措置が用意されています。これは病気や失業などの理由がある場合に一定期間返済を待ってもらえる制度で、実際に利用者も多いです。一部免除は成績優秀者向けの給付型の話であり、「倍増制度」や「制度なし」は誤りです。
Q8 : 学資ローン(奨学金)を借りる際の連帯保証人について、正しいのはどれ?
日本学生支援機構の貸与型奨学金を受ける場合、連帯保証人・保証人を立てる方法と、保証人不要の機関保証(有料)を選ぶ方法のどちらかを取る必要があります。両親など2名が必須というわけではなく、自己保証だけでは無理です。また、保証人が全く不要なわけでもありません。
Q9 : 日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金の返還は通常いつから始まりますか?
JASSOの第二種奨学金は、貸与(受給)期間が終了し卒業してから、通常7か月後に返還が始まります。つまり卒業月の翌月時点から数えて7か月後になります。貸与終了の翌月や在学中すぐの返済ではありません。また、卒業7年後からというのも誤りです。
Q10 : 日本学生支援機構(JASSO)の学資ローン(奨学金)には主に何種類の貸与型がありますか?
日本学生支援機構(JASSO)が提供する貸与型奨学金は、第一種(無利子)と第二種(有利子)の2種類があります。比較的成績優秀者や経済的困窮の度合いが厳しい人には無利子の第一種、そうでない場合は有利子の第二種が対象となります。返済不要型は給付型奨学金なので、数には入りません。
まとめ
いかがでしたか? 今回は学資ローンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は学資ローンクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。