台風の目と呼ばれる、雲がなくなり風や雨が弱まる部分が台風の中心付近にあることを知っていますか?台風の目は台風の勢力が強い状態を表しています。台風はどのように発生し、どんな特徴があるのでしょうか?小学生のみなさんに、台風に関する興味深いクイズをご用意しました。台風の仕組みやその影響についての基礎知識を、楽しみながら学んでみましょう。
Q1 : 台風と同じような熱帯低気圧で、アメリカで発生するものは何と呼ぶ?
アメリカ方面の大西洋や東太平洋で発生する同じような熱帯低気圧は「ハリケーン」と呼ばれます。インド洋周辺では「サイクロン」、日本付近や北西太平洋では「台風」と呼ばれます。トルネードは竜巻のことです。
Q2 : 台風の名前はどのように決められているでしょうか?
台風の名前は、あらかじめアジアなどの国々が作ったリストから順番に付けられています。日本、中国、韓国など国ごとに出した名前を順番につけています。リストの名前がすべて使われると最初に戻ります。
Q3 : 台風が日本に近づいたとき、気象庁が発表するその区域への警報の名称は?
気象庁は台風の接近で風が非常に強まる恐れがある場合、「暴風警報」を発表します。これによって学校の休校や注意喚起が行われることもあります。「台風警報」という名前は実際にはありません。
Q4 : 台風接近時に注意しなければならないことは?
台風接近時は非常に危険なため、川や海には絶対に近づいてはいけません。大雨によって水かさが増し、急に流れが強くなったり、波が高くなったりするからです。台風のときには家の中で安全に過ごすことがとても大事です。
Q5 : 台風による災害で多いものはどれでしょうか?
台風による災害でとくに多いのは、強い雨によって発生する「洪水」や「土砂崩れ」です。大雨で川があふれたり、斜面が崩れたりすることがよくあります。地震や火山噴火は台風が原因ではありません。
Q6 : 台風の進む向きが次第に北東方向になる理由は何でしょうか?
台風は発生初期は西へ進みますが、やがて日本の南側で偏西風(上空の西から東へ吹く風)に乗って北東へ進むことが多いです。偏西風が台風の進路を曲げるため、台風はしばしば日本に接近したり、北東方向に抜けていきます。
Q7 : 台風の強さは主に何で決められるでしょうか?
台風の強さは主に中心付近の最大風速で決められています。気象庁などでは、その風速で台風の強さを「強い」「非常に強い」「猛烈」など分類します。雨の量や台風の大きさも重要ですが、「強さ」は最大風速で表します。
Q8 : 日本で台風が多く来る季節はいつでしょうか?
日本では台風が特に多いのは夏から秋(7月〜10月ごろ)です。とくに8月、9月は海水温も高く台風が発生しやすくなり、また日本にも上陸しやすくなります。春や冬は台風の発生自体が少なくなっています。
Q9 : 台風はどの地域の海で主に発生するでしょうか?
台風は主に北西太平洋(日本の南の海など)の暖かい海上で発生します。この暖かい海から水蒸気をたくさん集めて雲や雨を発生させ、次第に大きな渦巻きになります。インド洋ではサイクロン、日本周辺や北西太平洋では台風と呼び名が違います。
Q10 : 台風の中心付近で見られる比較的天気が穏やかな部分を何と呼ぶでしょうか?
台風の中心付近には「台風の目」と呼ばれる、雲がなくなり、風や雨が弱まる部分があります。台風の目では、短時間だけ天気がよくなることもありますが、そのまわりは非常に強い風や雨をともなう危険な状況です。台風の目が現れることで、台風の勢力が強い状態であるとも言えます。
まとめ
いかがでしたか? 今回は台風小学生クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は台風小学生クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。