福島県の方言は、その地域独特の言い回しや語彙が残されており、親しみやすさとともに言語の多様性を感じさせてくれます。本記事では、そんな福島弁の魅力に迫るべく、地元ならではのクイズを10問ご用意しました。「えらい」や「おおきに」、「おしょすい」といった言葉の意味を確認しながら、福島の人々の生活に息づく方言の世界をのぞいてみましょう。標準語との違いに注目し、福島ならではの表現の豊かさを感じ取っていただければ幸いです。
Q1 : 「しゃっこい」という福島弁の意味はどれ?
「しゃっこい」は「冷たい」という意味の東北・北海道地方共通の方言ですが、福島県でも日常的によく使われます。「この水しゃっこいね(この水冷たいね)」のように使い、特に夏場や飲み物・体感温度について話す際に登場します。標準語の「冷たい」と同じ意味です。
Q2 : 福島県の方言で「おだつ」とは何を指す?
福島県の方言「おだつ」は「調子にのる」「はしゃぐ」「ふざける」の意。子どもや若者などが場にそぐわずふざけている場合に「おだつなよ!」(調子に乗るな、静かにしなさい)と叱る場面で使われます。
Q3 : 「おれんち」と福島で言うと、どんな意味?
福島弁で「おれんち」は「わたしの家」「自分の家」という意味で使います。標準語でも若者言葉で「おれんち」が使われますが、福島弁では老若男女を問わず日常的に使われている地元独自の言い方です。
Q4 : 「だべした」と福島の人が言った場合、どんな意味?
「だべした」は「おしゃべりした」「話した」という意味の福島弁です。「昨日だべしたなあ」と言えば「昨日話したよね」となります。「だべる」が「話す」「おしゃべりする」を指すため、これを過去形にした「だべした」が使われます。
Q5 : 福島の方言で「じゃんがら」とは何?
「じゃんがら」とは福島県いわき市周辺に伝わる伝統芸能で、太鼓や鉦を鳴らして先祖供養・無病息災などを祈る「じゃんがら念仏踊り」に使われる太鼓そのものや演奏のことを指します。夏の盆踊りなどでも見られ、地元の人たちには親しまれています。
Q6 : 会津の方言で「こでらんに」はどんな意味?
福島県会津地方の特色ある方言「こでらんに」は、「たまらない」「すごくおいしい」「最高だ」といった感覚を表す言葉です。「このラーメン、こでらんに」なら「このラーメン、たまらなくおいしい」という意味です。肯定的な意味で「ものが溢れるほど良い」という感情を表します。
Q7 : 「いきな」と福島の人が言った場合、どういう意味?
「いきな」は標準語では「粋な」と解釈しやすいですが、福島県の方言では「元気だ」「健康だ」という意味になります。特にお年寄りに対して「おじいさん、いきなだなあ(元気ですね)」というように使われます。会話で混同しないようにしましょう。
Q8 : 「おしょすい」という福島弁の意味はどれ?
福島県の方言「おしょすい」は「恥ずかしい」「照れくさい」という意味です。東北地方広域でも使われることがありますが、福島県内の特に会津地方でよく使われています。「そんなこと言われるとおしょすいなぁ」という使い方になります。
Q9 : 福島県で「おおきに」と聞いたら、どんな意味?
「おおきに」は関西弁でも「ありがとう」という意味で使われますが、実は福島県の会津地方でも同様に「ありがとう」の意味で使われています。江戸時代に会津藩士が京都にいたことから言葉が伝わったと言われており、地元の年配の人の間では今も自然に使われます。
Q10 : 福島県の方言で「えらい」とはどんな意味?
福島県の方言で「えらい」は標準語と意味が異なり、「苦しい」「疲れた」「しんどい」といった体調不良や負担を示す言葉です。例えば「今日はえらいなあ」と言う場合は「今日は疲れたなあ」といった意味になります。標準語の「偉い(エライ)」と混同しやすいので注意が必要ですが、福島だけでなく東北の一部地域でも使われています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は福島県方言クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は福島県方言クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。