鎌倉時代の歴史に詳しくない人でも楽しめる、10問の鎌倉時代クイズを用意しました。源氏、北条氏、元寇など、鎌倉幕府の重要な出来事や人物についての問題を網羅しています。鎌倉時代は武家政権の始まりとされ、その後の日本史に大きな影響を与えた時代です。この機会にぜひ、鎌倉時代の歴史について理解を深めてみてください。
Q1 : 鎌倉時代において、元寇に対する防衛のために設けられた役職は何か?
鎌倉時代には、元寇に備えるために「守護」という役職が設けられました。守護は国司とともに地方の治安を保つために設置され、特に九州の沿岸部に配置されました。鎌倉幕府は、元寇がもたらす外敵からの脅威に対して、防御体制を取ったのです。守護は以降の時代でも地方統治の要として、重要な役割を担うことになります。
Q2 : 鎌倉幕府によって日本に初めて直接到来した元寇の最初の襲来はどの年ですか?
元寇の最初の襲来は1274年に起こりました。この年は「文永の役」とも呼ばれています。元と高麗の連合軍は、九州北部に上陸しようとしましたが、日本の防衛により、その攻撃は失敗に終わりました。これにより、鎌倉幕府は海岸線の防備をさらに強化し、後の1281年「弘安の役」の襲来の際にも成功裏に防衛を果たしました。
Q3 : 鎌倉寺院の一つであり、北条時宗が創建した寺の名前は何ですか?
鎌倉の円覚寺は、北条時宗が創建した寺院であり、禅宗の重要な拠点として知られています。1282年に建立され、鎌倉五山の一角を成し、その後の日本仏教や文化に多大な影響を及ぼしました。円覚寺は、禅の教えの普及を図り、また、幕府の禅宗寺院としての機能を持ち、多くの僧侶や学者が集いました。
Q4 : 鎌倉幕府の滅亡後、武士政権が再び落ち着くことになったのはどの時代か?
鎌倉幕府の滅亡後、日本は一時期政治的混乱期に入りました。その後、室町時代に足利尊氏が新たな幕府を開き、武士による政権の再建が行われました。室町時代は南北朝の統一によって始まり、室町幕府が約237年間続きました。この時代は政治的には波乱が多かったものの、文化や経済には発展の見られる時期でした。
Q5 : 鎌倉時代、後鳥羽上皇が記録した藤原定家の日記の名前は何ですか?
『明月記』は、藤原定家が記した日記であり、鎌倉時代の文化や社会を知る上での重要な史料です。定家は、歴史的出来事や貴族の生活、和歌に関する評を記録しており、その点で文学的価値も高く、後世の多くの文献や研究において参照されています。『明月記』のおかげで、中世日本の風俗や行事理解が深まりました。
Q6 : 鎌倉幕府の政治を補佐するために設けられた職位で、政所を統括した役職は何ですか?
鎌倉幕府において政所別当は、政所を統括する役職であり、幕府の財政を管理しました。政所別当は、多くの場合、北条氏が担当し、幕府の内政を支える重要な役割を果たしました。鎌倉幕府の権力構造を理解する上で、政所別当の役割は欠かせない要素であり、鎌倉時代の政治を理解する上で大切な職務でした。
Q7 : 鎌倉幕府を倒し、新たに建武の新政を始めた天皇は誰ですか?
後醍醐天皇は1333年に鎌倉幕府を倒し、建武の新政を始めました。彼は、天皇の直轄政権を確立することを目指し、武士と貴族の協力によって政治改革を試みました。しかし、新政は武士階級の不満を招き、短期間で崩壊しました。この後、日本は南北朝時代へと続く、政権の混乱期に入りました。
Q8 : 後鳥羽上皇が挙兵した承久の乱は何年に起きたか?
承久の乱は1221年に起きました。この乱は、後鳥羽上皇が武家政権を破ることを目的として起こしたものです。しかし、幕府の素早い対応により失敗に終わり、後鳥羽上皇は島流しにされました。この戦いを経て、鎌倉幕府の権力と地位はさらに強固なものとなり、日本全国の支配を安定化させました。
Q9 : 鎌倉時代に成立した二大武家法の一つである御成敗式目の制定者は誰ですか?
御成敗式目は、鎌倉時代の1232年に第3代執権北条泰時によって制定されました。これは、武士のための法典として武家法の基礎を築き、幕府が統治において重要な役割を果たすための法制度を確立しました。御成敗式目は法的な基盤として70か条以上の規定があり、武士社会における秩序維持に貢献しました。
Q10 : 鎌倉幕府の初代将軍は誰ですか?
鎌倉幕府の初代将軍は源頼朝です。源頼朝は平安時代末期に鎌倉を本拠として鎌倉幕府を開き、征夷大将軍として軍と政権の主導者となりました。その統治の下、武士政権が確立され、日本の歴史における武家政権の時代が始まりました。源氏がこの時代の主導的な存在であったが、その後は北条氏が実権を握るようになりました。
まとめ
いかがでしたか? 今回は鎌倉時代クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は鎌倉時代クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。